菅官房長官は、4月1日に決定・公表する新元号の考案を、学者などに委嘱したことを明らかにした。
引用:FNN
菅官房長官
「元号の考案者に3月14日、正式に委嘱しました」
菅長官は、委嘱した学者の人数や専門分野を明らかにしなかったが、政府は、新元号の考案を国文学・漢文学・日本史・東洋史などの専門家に委嘱する方針を、3月13日の参議院予算委員会で示している。
また、新たな元号を選定する手続きについて、政府は、平成への改元を踏襲することを決めていて、高い識見を持つ学者など、委嘱を受けた専門家は、今後、意味や出典を添えて、2つから5つの候補を政府に提出する見通し。
新元号は、有識者会議などを経て、4月1日に選定される。
こんにちは、ぬっしーです。あと一週間で新元号が発表ですね。
ニュースによると、10日ほど前に平成の改元と同じように、学者などに考案を委嘱をしたということですが、どんな元号になるか気になりますよね。
また、改元の考案の委嘱という平成の一大事を受けた方とはどんな方なのか?こちらも気になります。国文学・漢文学・日本史・東洋史などの大学の教授あたりでしょうか・・・。
というわけで、今回は平成の改元の選定作業を参考に、考案者を勝手に予想してみました!
この記事では
- 平成の改元の考案を委嘱した人の選出基準は?
- 平成の改元の考案の委嘱を受けた人を振り返る
- 国文学・漢文学・日本史学・東洋史学の専門家の理由?
- 改元の考案を委嘱された人を予想
- 改元の考案者について発表はあるの?
について調べて予想してみました。
素人予想ですので暖かい目でみていただけばと思います!
Contents
平成の改元の考案を委嘱した人の選出基準は?
元号を考案する人が、とても頭がよくてスゴイ人というのはイメージできますがもう少し具体的にいうとどんな方なんでしょう?
「平成」という元号が決まった時の、政府の内政審議室長で、その後、第一次安倍内閣で内閣官房副長官も務めた、的場順三氏の当時のインタビュー中にヒントがありました。
「あの人なら文句のつけようのないという先生を選ぶ。
引用:FNN
具体的な基準は学士院会員であったり、文化功労者であったり文化勲章をもらっていたりということです。」
あの先生なら!誰もが納得できる人を選ぶ、なるほどですね。
平成の改元の考案の委嘱を受けた人
とはいえ、まだピンときませんよね!
なので的場さんのインタビューを参考に、平成の改元の考案を委嘱された人を改めてみてみましょう。
平成の改元の考案を委嘱された人は3人います。
「平成」の考案者の山本達郎さんと、「正化」を提案した宇野誠一さん、「修文」を提案した目加田誠さんです。プロフィールを紹介します。
山本達郎(やまもとたつろう)氏のプロフィール
生年月日:1910年(明治43年)6月16日−2001年(平成13年)1月24日
引用:wiki
職業 :東洋史学者 東京大学名誉教授
出身地 :東京
父 :松村真一郎(貴族院議員・参議院議員)
祖父 :山本達雄男爵(日本銀行総裁などを歴任)
受章歴 :1998年(平成10年)文化勲章受章。
東大名誉教授で文化勲章受賞ももらってます!そしてご本人の経歴もスゴイのですが、ご家族の経歴も素晴らしいですね。著書も多数あります。
ホントにこの先生なら!!って感じですね!納得です。文句のつけようがありません。
宇野誠一さんはどんな方でしょう。
宇野誠一(うのせいいち)氏のプロフィール
生年月日:1910年(明治43年)12月5日−2008年(平成20年)1月7日
引用:wiki
職業 :日本の儒学者、国語学者 東京大学名誉教授、尚絅大学名誉学長他
出身地 :東京
父 :宇野哲人(儒学者 東方学会初代理事長ほか)
長男 :宇野茂彦(中国文学者 中央大学教授)
この方も東大名誉教授です。お父上に息子さんまで学者で教授!家族全員スゴイ経歴です。家族でどんな会話をするでしょう(笑)想像できないです。
宇野先生が選出されていても、この先生なら!と思えますね。
では最後、目加田誠さんです。
目加田誠(めかだまこと)氏のプロフィール
生年月日:1904年〈明治37年〉2月3日 - 1994年〈平成6年〉4月30日
引用:wiki
職業 :古典中国文学者、九州大学名誉教授、日本学士院会員。
出身地 :山口県
妻 :目加田さくを(国文学者)
目加田さんは九州大学の名誉教授で日本学士院会員!これですね!しかも奥様も国文学者で学識のある方だということがわかりました。
3人の先生は、それぞれ肩書きが違いますが、どの方もみなさん素晴らしい経歴ですね。
まさに、「あの人なら文句のつけようのないという先生」というのにピッタリです!
今回選出された先生も改元を考案するのにふさわしい方なんでしょうね。
なぜ国文学・漢文学・日本史学・東洋史学などの専門家なの?
政府は新元号の考案を国文学・漢文学・日本史・東洋史などの専門家に委嘱すると発表しました。
考案者は名称の意味や典拠などの説明を添付する、というのが理由です。
平成の時の先生方も該当してますもんね。
ちなみに「昭和」の典拠は「書経」という書物で「百姓昭明、協和萬邦」から「民が一致して平和を目指す」という意味で考案されました。
元号がこうして考案されるとは知りませんでした。奥深い!!
改元の考案を委嘱された人を(勝手に)予想!
というわけで、国文学、漢文学、日本史学、東洋史学を研究している先生の中でも、この方なら!とみなさんが納得できそうな方を探してみました。
調べていくと、どの方もスゴイ経歴ばかりで全員この先生なら!!に見える中、失礼は承知で予想させていただきました。
東野治之(とうのはるゆき)氏のプロフィール
生年月日:1946年12月20日
引用:wiki
出身地 :東京
職業 :日本の歴史学者 専攻は日本古代史、文化財史科
:奈良大学名誉教授 日本学士院会員、東京大学博士(文学)
岳父 :直木孝次郎(大阪市立大学名誉教授・歴史学者)
受章歴 :2010年 紫綬褒章受章 2017年 文化功労者
名誉教授で歴史学者、受賞歴があり素晴らしい経歴の他、個人的に奈良というところに惹かれました。
笹山晴生(ささやまはるお)氏のプロフィール
笹山 晴生(ささやま はるお、1932年12月8日 - )は、日本の歴史学者、東京大学名誉教授。
生年月日:1932年12月8日
引用:wiki
出身地 :東京
職業 :日本の歴史学者 東京大学名誉教授、東京大学博士(文学)
:日本歴史学会会長
父 :篠山茂太郎(衆議員議員)
こちらの方も名誉教授で歴史学会会長です。ただ、宮中東宮御所で浩宮徳仁親王(当時)に日本史を講義をされていたり、小泉純一郎総理大臣の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」委員を務めてたり、少し変わった経歴も。
このあたりに文句が付きそうな気もしなくもありませんが、どうでしょう。
では、最後です。
石川忠久(いしかわただひさ)氏のプロフィール
生年月日:1932年4月9日
引用:wiki
出身地 :東京
職業 :中国文学者 二松学舎大学名誉教授 桜美林大学名誉教授
:日本中国学会顧問 全国漢文教育学会会長 文学博士(東京大学)
:六朝学術学会顧問、全日本漢詩連盟会長他
受章歴 :2003年 瑞宝中綬章
2003年に全日本漢詩連盟を設立し初代会長に就任。著書も多く、多方面で活躍されている方です。
私の予想、いかがでしょうか。
改元の考案者について発表はあるの?
現在、候補名は古谷一之官房副長官補の部屋にある金庫の中で、厳重に管理しています。
新元号発表の時に名前を公表するかどうかは未定ですが、平成の考案者の山本達郎さんは、生前の間名前の公表はされませんでした。
確かに歴史に残ることというより、歴史そのものですから、相当なプレッシャーですよね。山本さんの本心はどうだったんでしょう。(記事等ご存知の方、教えてください)
そして今回は考案者についての発表はどうなるのでしょうか。
平成の考案者の山本さんと同じような形ですと、私の予想の結果もわかりませんが。最後までお付き合いくださりありがとうございました。
まとめ
新元号の考案を学者などに委嘱したというニュースを元に、平成の改元の選定作業を参考に考案者を予想してみました。
選定者の発表についても未定なので、私の予想が当たるかはわかりませんが、4月1日の新しい元号の発表が待ち遠しいです!!